税理士という職業柄、無料相談を求められることがたまにあります。
今日は無料相談に対して思っていることを書きます。
何で無料で聞けると思うの?
例えば見ず知らずの料理人に対して、
「5分で作れる簡単なものでいいので、私に何か作ってもらえませんか?」
「食材はこちらで用意するので、作り方だけタダで教えてください」
って言いますかね?
言われた料理人の方としては、
「はて?(‘ω’)普通にお店に来てお金払って食べていってください」
って思うでしょうし、そもそもそんなことを言わないですよね。
ですが、目に見えないサービスになると、
上記のようなことは割と当たり前のように行われます。
勤務時代にビックリしたのは、突然事務所に電話がかかってきて、
名乗りもせず、何十分も高圧的に自分が聞きたいことだけ聞いて、
用が済んだら一方的にガチャンされたこと(;’∀’)
何だったら捨て台詞で、もっと親切に答えろよ!ってちょっと怒られました。
恐らく同業の方?から質問電話が来たこともありましたね笑
独立してからも、
知人程度の方からの「ちょっと聞きたいんだけど~」や、気軽なZoomの誘いは、いまだ健在です。
何で目に見えないものは、無料で聞けると思うんでしょうか(; ・`д・´)
無料相談したがる人は自分のお客様じゃない
現在、顧問契約の初回面談を除いて、無料相談・対応は一切やっていません。
顧問契約の初回面談も無料相談という意味合いではなく、
お客様の事業内容やご心配な点をお聞きする、大切な時間としてカウントしています。
無料相談に応じれば、人が集まってくるのでしょうが、
無料相談を求める方は、自分にとってのお客様ではないと割り切っています。
現に、有料で自分のサービスを購入してくださっているお客様がいらっしゃいます。
自分の仕事中の時間は、きちんと対価を支払って頂いているお客様に割きたいです。
無料で有益な情報を得られるという考えを捨てる
「税理士なんだからすぐ答えられるでしょ、ちょっとだけ教えてよ~」
と言われることがありますが、パパっとできること=無料なんでしょうか?
自分もプロと同じようにパパっとできるんだったら、
確かにお金を払う価値なんてないと思います。
ですが自分でやったり調べたら、途方もない時間がかかりません?
例えば税理士の場合、税務相談にすぐ答えられたり素早く調べものができるのは、
これまで何万時間もの人生を費やしてきたからです。
これってどんな職業の方でも一緒ではないでしょうか。
無料には無料なりの理由や限界があります。
無料のもので溢れまくっている現代社会こそ、
無料で有益な情報を得られるという考えは捨てていきたいですね。
コメント